漏油事故と落水事故を想定した安全訓練を実施(広島)
2024年7月18日に山陽オイル株式会社(代表取締役:山本龍明、本社:広島県広島市、以下「山陽オイル」)と日本栄船株式会社(社長:田村啓造、本社:兵庫県神戸市、以下「日本栄船」)は合同で燃料供給時における燃料の漏油事故を想定した安全訓練並びに、落水事故による対応訓練を実施いたしました。
訓練開始挨拶 訓練を実施する曳船とバンカー船
訓練の概要は以下の通りです。
<漏油事故を想定した安全訓練>
漏油事故はバンカー船から曳船への給油時に燃料が漏れ、スカッパーの緩みにより海上に流出したことを想定。油吸着マットを使用して燃料を除去。オイルフェンスを2重に展張し漏油の拡散を防止する手順を確認いたしました。
船内の油吸着マット使用 海上の油吸着マット使用
一次オイルフェンス展張 二次オイルフェンス展張
<落水事故を想定した安全訓練>
落水事故は曳船乗組員が落水したことを想定して、素早く救助できるよう救命浮環、梯子を使用した訓練を行い、その手順を確認いたしました。
なお、今回の落水事故対応訓練については、海上保安庁広島海上保安部の事前アドバイスを基に実施致しました。
救命浮環使用 梯子設置
日本栄船広島支店運航曳船は、広島市営桟橋において山陽オイルが運航するバンカー船にて、燃料供給を受けております。
この度の安全訓練は初の試みであり、一連のプロセスを合同で実施することにより有事の際の連携を確認するとともに迅速かつ的確な緊急措置、初動活動の訓練を行うことができました。
引き続き漏油や落水が起きないよう安全対策を強化し、安全運航と安全への取り組みを継続していきます。
<実施日>
2024年7月18日
<場所>
広島市営桟橋
<安全訓練参加者>
日本栄船:12名
山陽オイル:7名