タグボート「こまち丸」でバイオ燃料の運航を開始
当社が瀬戸内海で運航するタグボート「こまち丸」は、7月9日、広島港市営さん橋においてバイオ燃料の供給を受け、運航を開始しました。
今後は継続的にバイオ燃料を使用していく予定です。使用するバイオ燃料は、廃食用油からエステル交換反応を経て精製された脂肪酸メチルエステル(UCOME)をブレンドした混合油です。
バイオ燃料は、船舶の主燃料である重油と混合することで、既存のエンジンの仕様を変えずに使用することができるため、化石燃料に代わる有効な代替燃料として注目されており、二酸化炭素の削減により地球環境の保全に貢献します。
使用するバイオ燃料は製造会社(株式会社レボインターナショナル)から燃料供給会社(山陽オイル株式会社)へ輸送され、給油船内にて混合し、本船へ給油されます。
当社は国内のタグボートでは唯一となるLNG燃料を使用する「いしん」をはじめ、バイオ燃料の導入等、今後も商船三井グループの一員として経営計画「BLUE ACTION 2035」の環境戦略に基づき、引き続きクリーン燃料の導入を積極的に推進し、脱炭素に向けてチャレンジしていきます。
<商船三井グループ 環境ビジョン2.2>
次世代の地球に生きるすべての生命のために、商船三井グループは、ステークホルダーとの共創を通して環境課題の解決に取り組みます。
海洋環境保全、生物多様性保護、大気汚染防止などの重要課題に加え、とりわけ喫緊の対応が求められる気候変動対策においては、
グループ総力を挙げて「2050年ネットゼロ・エミッション」を目指し、人・社会・地球のサステナブルな発展に貢献して、青い海から豊かな未来をひらきます。
リンク:https://www.mol.co.jp/sustainability/environment/vision/pdf/vision22/mol_group_environmental_vision_2.2.pdf
<MOLグループのサステナビリティ課題>
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて、社会と共に持続的な発展を目指すための当社グループの重要課題を「サステナビリティ課題」(マテリアリティ)として特定しています。
経営基盤となる「Governance」の強化を基本とし、「Innovation」と「Human & Community」が相互に作用しながら、「Safety & Value」と「Environment」の課題を解決していきます。
これらの取り組みを推進することで当社グループの企業価値向上を図るとともに、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
リンク:https://www.mol.co.jp/sustainability/management/issues/