『カーボンニュートラルLNG供給証明書の発給を受ける』
近年、船舶からの排出ガスに対する規制を強化する動きは加速しており、国際海事機関(IMO)が2018年4月に策定した船舶からのGHG排出削減戦略では、2008年の排出量を基準とし、2050年までに総排出量を50%以上削減し、また、今世紀中の可能な限り早期に総排出量をゼロにすることを目標としています。
今般、株式会社商船三井のグループ会社である当社が運航するLNG燃料タグボート「いしん」について、2021年9月1日からDaigasエナジー株式会社を通じて供給を開始したカーボンニュートラルLNGの2021年度のCO2削減量について、大阪ガス株式会社より2021年度のカーボンクレジット量として264ton-CO2をオフセットした旨の証明書が交付されました。
2021年9月1日から「いしん」向けに供給を受けているこのカーボンニュートラルLNG(CNLNG)は、天然ガスの採掘・液化・輸送・製造・燃焼の工程を含むライフサイクル全体で発生する温室効果ガス(GHG)をクレジットで相殺したLNGであり、船舶用としては大阪ガス株式会社として初めて証明書を発給することとなりました。
商船三井グループは、2021年6月に発表した「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」において、2050年までにネットゼロ・エミッションを達成することを目標としています。その実現に向け「クリーン代替燃料の導入」戦略を掲げており、当社においては、2019年2月に竣工したLNGを燃料とするタグボート「いしん」の運航をはじめとして、今後も商船三井グループの一員としてGHG排出削減に向けた新しい取り組みを積極的に推進します。
(写真左)Daigasエナジー株式会社 濵大阪産業エネルギー営業部長より (写真右)当社西尾社長へ証明書授与