LNG燃料タグボート「いしん」が100回目のLNGバンカリングを実施
株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「㈱商船三井」)が保有し、当社(社長:田村啓造、本社:神戸市中央区)が運航するLNG燃料タグボート「いしん」は、7月12日、2019年の就航後、堺泉北港で100回目となるLNGバンカリングを実施しました。バンカリング作業に引き続き同岸壁にて記念セレモニーが開催され、大阪港湾局(局長:丸山順也、住所:大阪市住之江区)より㈱商船三井、大阪ガス㈱に対し記念盾の贈呈、又㈱商船三井から本船船長に100回目バンカリングの記念品が手渡されました。
「いしん」は現在、堺泉北港を中心に大型貨物船等の港への入出港作業やエスコート作業(註1)を担っており、大阪ガス株式会社(社長:藤原 正隆、本社:大阪市中央区)とDaigasエナジー株式会社(社長:井上 雅之、本社:大阪市中央区)よりカーボンニュートラルLNG(註2)の供給を、LNGローリーからTruck to Ship方式(註3)で受けています。
商船三井グループは、2050年までにネットゼロ・エミッションを達成することを目指し、「商船三井グループ環境ビジョン2.2」に沿って低・脱炭素化実現に向けた「クリーンエネルギーの導入」を推進しています。今から出来る取組みとしてのLNG燃料船の導入をさらに拡大し、GHG総排出量削減に向けて加速していきます。
(註1) 港の外や狭い水道などで、大型船の周囲を警戒し、安全な航行をサポートすること。
(註2) 天然ガスの採掘・液化・輸送・製造・燃焼の工程を含むライフサイクル全体で発生する温室効果ガス(GHG)をクレジットで相殺したLNGのこと。
(註3) LNGローリーから係留中のLNG燃料船に対してLNG燃料を供給する方式です。