ガス体エネルギー分科会 LNG燃料タグボート「いしん」 見学会を開催
2024年9月5日、中国地域カーボンニュートラル推進協議会 カーボンニュートラル燃料推進部会 ガス体エネルギー分科会にてLNG燃料タグボート「いしん」の見学会が開催されました。
脱炭素化社会実現が求められている昨今、脱炭素技術の実用化までのトランジション期において、石炭・石油から天然ガスへの燃料転換は、確実かつ大規模な二酸化炭素削減が見込めます。
当社が運航する「いしん」はLNG燃料船のパイオニアとして2019年2月に竣工。堺泉北港を中心に大型貨物船等の港への入出港作業やエスコート作業を担っており、この度初めて広島港に寄港いたしました。
LNG燃料は従来の燃料油に比べ二酸化炭素では約25%のGHG排出削減効果があり、環境負荷が低い燃料として注目されています。
見学会では実際に船内に乗船し、LNG燃料タンク・LNGバンカリングステーション・Cold Box・Gas Valve Store等、従来の燃料油で動くタグボートにはみられない設備を中心に見学頂きました。
■「いしん」関連プレスリリース
2023年7月13日付 LNG燃料タグボート「いしん」が100回目のLNGバンカリングを実施
2024年6月20日付 2023年度分カーボンニュートラルLNG供給証明書の発給を受ける
2024年9月5日付 LNG 燃料タグボート「いしん」がLNG 燃料フェリー 「さんふらわあ ぴりか」の命名・進水式において 進水作業をサポート
<商船三井グループ 環境ビジョン2.2>
次世代の地球に生きるすべての生命のために、商船三井グループは、ステークホルダーとの共創を通して環境課題の解決に取り組みます。海洋環境保全、生物多様性保護、大気汚染防止などの重要課題に加え、とりわけ喫緊の対応が求められる気候変動対策においては、グループ総力を挙げて「2050年ネットゼロ・エミッション」を目指し、人・社会・地球のサステナブルな発展に貢献して、青い海から豊かな未来をひらきます。
<MOLグループのサステナビリティ課題>
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて、社会と共に持続的な発展を目指すための当社グループの重要課題を「サステナビリティ課題」(マテリアリティ)として特定しています。経営基盤となる「Governance」の強化を基本とし、「Innovation」と「Human & Community」が相互に作用しながら、「Safety & Value」と「Environment」の課題を解決していきます。これらの取り組みを推進することで当社グループの企業価値向上を図るとともに、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
リンク: https://www.mol.co.jp/sustainability/management/issues/